佐用町の城 上月城
ゴールデンウィークはどこに行っても人が多い
天気がいいのでどこかには行きたいが人が少ないところがいいなあ
ということで、佐用町の山城、黒田官兵衛にも縁のある上月城へ
毛利軍と織田軍の間で二度落城された悲劇の城
一度目は羽柴秀吉の攻撃を受けひどく凄惨な仕打ちの末落城しました
その後尼子勝久と山中幸盛(鹿介)が上月城に入りますが
毛利軍に包囲された際には織田信長に見捨てられ援軍を得られず「上月城の戦い」で二度目の落城します
駐車場でちょうど下山してきた親子に遭遇
無料貸し出しの木の杖があったので借りるかどうか悩んでいたら
「杖が無いとやばい」「蛇が出る」などと忠告を受け杖を手に取りいざ上月城跡へ
遊歩道というよりほぼ登山(散歩気分ではケガをします)
かなりの急勾配で杖を頼りに上ること15分
途中平坦な休郭で景色を眺め 堀切を過ぎて頂上へ
主郭には赤松氏の 麓には尼子氏と山中氏の供養塔が残されています
最初に会った親子以外に誰にも遭遇しなかったものの
麓にある紙すき文化伝承館の方の話では遠方からの訪問客も結構おられるようで
先日は北海道から女性が二人で「山中幸盛」目的で来られたので
大変びっくりしたとか
山中幸盛といえば尼子十勇士の筆頭にして
尼子家再興のために「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」と
三日月に祈った逸話があります
尼子勝久、山中幸盛は島根県は出雲国の出身とのことで
次は島根県松江城を目指す予定です